ポルシェリセールバリュー

ポルシェの購入や売却について考えたとき、最近では「リセール」という単語を多く耳にするようになり、
自動車ディーラーなどで残価設定型(残クレ)ローンの提案が増え、車を金融資産のように考えるようになってきました。
車は実際に帳簿にも乗る資産ですし、ポルシェの場合高額になりますので車の価値は気になるところです。
そもそもリセールバリューとは

リセールバリューとは直訳すると「再販価値」、車を売り出す時の価値です。
車は新しいほど価値が高く、良い状態なほど需要があり高く売れます。
お乗り換え時、今まで乗っていた車を売却した場合、その時の価値が高いほど高く売れ新車を購入するときの資金としてお金を確保することができます。
車の価値はナマモノというか・・・相場価格は日々変わり、基本的に時間が過ぎるほど価値が下がっていってしまいます。
※もちろん車種によります。
ポルシェの場合は量産車とは言え高額な車ですので、実用的な普及車と比較し大きくは価値が下がらずリセールバリューは良い車となっています。
また豊富なオプション設定から、オプション装備品によりかなり価格が左右されるので、ポルシェを売却の場合は1台1台しっかりとした査定が必要です。
買取査定の時はオプション装備品をお知らせして頂く事が大事です。
リセールバリューを考えると車はなるべく早い時期に売却するとリターンも多くなりますが、車は実用品な上に、走る楽しさ、所有欲を満たしてくれる物であり、ステータス性もあります。
あまりリセールバリューにとらわれすぎる車の選び方もどうなのかと思いますが、高級車を所有する場合「リセールバリュー」を考える方が増えているのが最近のお問い合わせを頂いた際の傾向でもあります。
残価設定型ローンとは
残価設定ローンとは、あらかじめ数年先の車の残価(リセールバリューと同義)を予測で設定し、その差額を購入代金から引き、残りを分割で支払っていくローン形態です。
乗り換え時に乗っていた車を査定しますので、使い方によって残価は当初より高い場合も低い場合もあります。
物によって残価保証型、乗り換えなし返却(売却)のみ、そのまま残価分支払い・ローン組みなおし等も可能です。
またリースでの設定も行えます。
ポルシェのリセールバリューは高い?

リセールバリューが高い人気車というと、メルセデスベンツならGクラス、フェラーリなら最新の限定車(オプション付き低走行車等)、もしくはヴィンテージフェラーリがありますが、ポルシェの場合車種だけではなくGTSやターボなどの「グレード」と共に「オプション」が重要です。
選んで仕上げるタイプの高級車であるポルシェはオプションが豊富です。
レザーインテリアやスポーツクロノパッケージを始め、エクステリアパーツ、ホイール、サンルーフ、PASM(ポルシェアクティブサスペンションマネージメント)、スポーツシート、インテリア等々・・・セラミックコンポジットブレーキは100万円以上します。
オプション一切なしの素の状態では何もついていない状態なので、「普通」の状態にするためにオプションをどんどん選んでいくと100万円程すぐに行ってしまいます。
ポルシェはオプションなしで購入する方はあまりいらっしゃらないので、オプションの有無がリセールバリューについて重要になってくる理由の一つです。
当然上位グレードのターボやGTSは性能も人気も高くなりますが、プラスアルファのオプションがどれだけついているかで人気とリセールバリューも変わります。
リセールバリューを調べるには

業者の場合はオークション相場や小売り相場価格が元になりますが、オークション相場はもちろん会員でないと基本的に見ることはできません。
(※弊社は専門業者ですので相場査定の参考が可能です。お気軽にお問い合わせください。)
ポルシェの買取査定は専門店の弊社へ!
そこでリセール後の価格をカーセンサーなどで調べ、参考にすることができます。
もちろん同条件の走行距離、カラー、オプションの車はそう多くなく、所有している車の状態も千差万別です。
ですので、大雑把な価格ではありますが、調べることができます。
※あくまでも参考です。
残価率 (現在の価格/当時の新車価格)×100
例:3年前1000万円で購入 現在の査定価格700万円 残価率=70%
※小売価格ですのでお店の利益を考慮する必要もあります。
ポルシェのリセールバリュー概算

弊社の査定の時はさらに絞り込んだデータを使用しますが、以下の表はポルシェのおおまかな残価になります。
中古車の価格は日々変わり、グレードや車両の状態により変わりますので、あくまで目安でご参考下さい。
※表の数値はカーセンサーより。2025年1月のデータを参照
※数年値上げが続いており物価高で新車の値段が上がっています
ポルシェ 911 2025
| 年式 | 型 | 中古車価格(平均価格) | 新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2019~ | 992 | 2130万円 | 2203万円 | 103% |
| 2011~2019 | 991 | 1654万円 | 1647万円 | 100% |
| 2008~2011 | 997後期 | 961万円 | 1501万円 | 64% |
| 2004~2008 | 997前期 | 856万円 | 1364万円 | 63% |
| 1998~2004 | 996 | 568万円 | 1170万円 | 49% |
※新車価格中央値はカブリオレ、タルガ、GT3、限定モデル除く
供給不足の中モデルチェンジされた992は限定モデルも度々登場し新車価格がかなり高くなっています。2024年マイナーチェンジしハイブリッドモデルも登場しました。
中古車市場では台数は増加傾向であり、値段はあまり下がってはいない物のモデルチェンジが一巡すると下がる可能性もあります。
すでに絶版の過去モデルも海外を中心に人気があり高くなっています。
ポルシェ 911 2023 過去データ
| 年式 | 型 |
中古車価格(平均価格) |
新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2019~ | 992 | 1995万円 | 2243万円 | 89% |
| 2011~2019 | 991 | 1413万円 | 1647万円 | 86% |
| 2008~2011 | 997後期 | 674万円 | 1501万円 | 45% |
| 2004~2008 | 997前期 | 674万円 | 1364万円 | 49% |
| 1998~2004 | 996 | 426万円 | 1170万円 | 36% |
※新車価格中央値はダカール仕様やGT3も含む
ポルシェ カイエン 2025
| 年式 | 型 | 中古車価格(平均価格) | 新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2017~2024 | 976万円 | 1620万円 | 60% | |
| 2011~2019 | 958 | 426万円 | 1184万円 | 36% |
ポルシェカイエンは2024年にマイナーチェンジがありましたが、市場にまだ台数は多くはなく過去モデル(2022y)が中心になっています。過去モデルは年式が古くなり、使用すれば走行距離が増えるため価格は下がり気味です。
ポルシェ カイエン 2023 過去データ
| 年式 | 型 |
中古車価格(平均価格) |
新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2017~ | 1100万円 | 1493万円 | 73% | |
| 2011~2019 | 958 | 413万円 | 1184万円 | 35% |
※クーペモデル除く
ポルシェ マカン
| 年式 | 型 | 中古車価格(平均価格) | 新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2018~2024 | 822万円 | 1045万円 | 79% | |
| 2014~2017 | 389万円 | 934万円 | 42% |
ポルシェマカンは電動化となるモデルですが、自動車業界の供給不足からハイブリッドの見直しなど流動的な動きの中、新車が少なく過去モデル中心となっています。年式が経ち走行距離が増えた車両が増えると基本的に価格は下がり気味です。
ポルシェ マカン 2023 過去データ
| 年式 | 型 |
中古車平均価格 |
新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2014~ | 695万円 | 934万円 | 74% |
※3年以内4万キロ以内
ポルシェ パナメーラ
| 年式 | 型 | 中古車価格(平均価格) | 新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2024~ | 972 | 1552万円 | 1940万円 | 80% |
| 2017~2023 | 971 | 1009万円 | 1935万円 | 52% |
| 2009~2016 | 初代 | 339万円 | 1490万円 | 23% |
ポルシェパナメーラも2024年マイナーチェンジがありましたが、まだ市場には多くなく過去モデルが中心となっています。供給が少ない物のあまりリセールバリューが良いとは言えない状態になっています。
ポルシェ パナメーラ 2023 過去データ
| 年式 | 型 |
中古車平均価格 |
新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2016~ | 971 | 1194万円 | 1935万円 | 61% |
| 2009~2016 | 初代 | 427万円 | 1490万円 | 29% |
※3年以内4万キロ以内
718ボクスター
| 年式 | 型 | 中古車価格(平均価格) | 新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2020~ | 1292万円 | |||
| 2016~2019 | 718 | 777万円 | 921万円 | 84% |
マカンやケイマンとともに電動化予定とされていましたが、新しいモデルがない状態になっています。911に比べ価格も抑えられ、水平対向エンジン+ミッドシップという特徴を持ち趣味性の高い車という事で人気があり価格が下がりにくい車でもあります。以外にも当初から故障が少なくメンテナンス性も良いとされています。
ポルシェ 718ボクスター 2023 過去データ
| 年式 | 型 |
中古車平均価格 |
新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2016~ | 718 | 921万円 | 921万円 | 93% |
※3年以内4万キロ以内
※スパイダー除く/GTSあり
981三代目ボクスター
| 年式 | 型 | 中古車価格(平均価格) | 新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2012~2016 | 981 | 726万円 | 740万円 | 98% |
ポルシェ 981ボクスター 2023 過去データ
| 年式 | 型 |
中古車平均価格 |
新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2012~2016 | 981 | 589万円 | 740万円 | 79% |
※期間なし
タイカン
| 年式 | 型 | 中古車価格(平均価格) | 新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2021~ | 1271万円 | 2020万円 | 63% |
ポルシェのEVモデルとしてフラッグシップとなる車ですが、まだまだ発展途上と言ったところです。電気自動車自体のリセールがあまりよくない上に不具合が多く、あまりよくない結果になってしまっています。ただ、ポルシェのスポーツカーとしての性能や電気自動車ならではの静粛性、パナメーラで培った居住性などグランドツアラーならではの要素を併せ持っています。
ポルシェ タイカン 2023 過去データ
| 年式 | 型 |
中古車平均価格 |
新車価格(中央値) | 残価率 |
|---|---|---|---|---|
| 2021~ | 1539万円 | 1807万円 | 83% |
※期間なし
ポルシェでリセールバリューの高い車種は?
2023年以降 911 Type992も市場に多く見られるようになりましたが、新車価格が上がっており価格は高めで推移しています。カイエン、マカン、パナメーラは元々走行距離が伸びやすい車種ではありますが、中古車市場は過去モデルが中心になっており再販価格がやや低くなっています。
オプションも豊富な718などのMRモデルは引き続きリセールの良い価格になっています。
今後ドイツの自動車メーカー全体でも先行きは不透明ですが、プレミアムブランドであるポルシェはスペシャルモデルなど少数生産・販売で高価格を維持するかもしれません。一方、電気自動車や4ドアポルシェも少しづつ値上げをしつつも、EV化やシステム面のアップデートも進行途中といったところです。
売るタイミングは?

車を売るタイミングは走行距離も大事ではありますが、車検のタイミングやディーラー保証が切れるタイミングがあります。
もちろん、車検やメーカー保証が長い方が評価も高く、リセールもし易いので高評価となります。
売却時期のタイミングは車検や保証付きとの部分を考慮するのも大事なポイントです。
PDKかMTか
ポルシェも現在はオートマ化が進みポルシェのデュアルクラッチオートマミッション「PDK」搭載車が増え、MT車は数も少なくなり、限定になりつつあります。
今でもMTミッションにこだわりを持っている方もいらっしゃいます。
現在のカイエンや997まで搭載していたティプトロニックSも耐久性は高くマイナスにはなりません。(故障修理はプラス査定加味します)
PDKプラスオプションはもちろんプラス査定になります。
販売店としてはMT車のハイグレードモデルを好まれるお客様はもちろん存在していますので希少車の場合は弊社の独自のシステムにて委託販売も可能です。
ぜひお問い合わせください。
並行輸入
左ハンドル、MT車、日本国内にないグレードの並行輸入車が以前は見られましたが、国内ディーラーの充実から並行車はあまりリセールバリューは高いとは言えません。
正規ディーラーでのメンテナンス面やパーツの供給の面からリスクを負うためにむしろマイナスになってしまう点も多いのが現状です。
ハイブリッド車
スポーツメーカーポルシェも電気自動車タイカンを始め、環境に配慮したハイブリッドモデルもラインナップされています。
エコカー減税や購入時の値引きもあり、やや買いやすくなっていますが年式が経過してきていたり、距離が多いとバッテリー交換での費用も高額になるのでリセールで見るとそう高くなるというわけではありません。
オプションによりますが、年数、走行距離が増えると価値は下がります。
高く売却するコツ モデルチェンジ情報を入れておく
車はモデルチェンジがあると従来モデルは旧型(型落ち)になってしまうので価値が下がります。
モデルチェンジをにらみ車を購入し良いタイミングで売却するとリターンが増えます。
使いやすいSUV系モデルはモデルチェンジや車検時期を考慮するのもポイントです。
ただポルシェの場合スポーツモデルの限定車などはオークションで高額な価格が付く場合もあります。
珍しい車は見極めが難しいところではあります。
ポルシェ買取 リセールバリューをさらに高めるには?
ポルシェに限らず当然ではありますが・・・
- 低走行
- 無事故車
- サーキット走行無し
- オプション盛りだくさん
- オプションカラーや需要が高い色の選択
- 禁煙車
- 動物を乗せない
- シートのキズなし
- ボディのキズなし
- ドレスアップ(ノーマル部品有はプラス評価)
になります。

ポルシェですから走ってなんぼなところもありますが、ブランドを代表する911以外にも現在はカイエン、マカンなどの4ドアポルシェが多くなっています。
SUVは実用車ですので走行距離が伸びることは当たり前です。
あまりリセールバリューを意識過ぎるのも車を楽しめなくなってしまいますので、ぜひ今回のブログは参考までにしてください。
ポルシェのキーをひねりエンジンを始動させるのは、やはりテンションがあがりますし、カイエン・マカンはセレブなイメージが持てます。
もちろん車は1台1台コンディションが違います。
大事なポルシェを売却の際はぜひ、弊社マリオットマーキーズへご依頼ください。
市場にない車、空冷ポルシェから最新の限定モデルまで、売却は先でも現在のお車の価格をお調べ致します。





